石油採掘の産業遺産を保護

コミュニティへの貢献

アラムコ・アジア・ジャパン(AAJ)は、新潟市秋葉区(旧新津市)にある、石油産業にスポットを当てた日本で唯一の博物館「石油の世界館」を支援しています。

現在、国内で消費する石油の99%以上を輸入に依存する日本ですが、かつてはエネルギー自給国であったことはあまり知られていません。サウジアラムコは1938年に初めて商業生産規模の石油を発見しましたが、新潟ではそれより3世紀も早い1600年代に最初の掘削を行っていたのです。

同館は、日本の石油産業とそれに従事した人々に関する貴重な資料を保存・展示しています。AAJは、石油の歴史や文化を広く知ってもらおうという自治体の取り組みを認めて、同館への支援を申し出ました。

調印後に握手をする新潟市の中原八一 市長(右)とアラムコ・アジア・ジャパンの代表取締役社長オマール アル アムーディ

石油の魅力が詰まった博物館

新潟に複数存在した油田の中でも、新津油田は最大の産油量を誇り、20世紀初頭の日本の産業革命を支えました。

館内では、実際に使われた機器、当時の風景や地域の文化を再現した模型、パネルなどを見ながら、石油について詳しく学ぶことができます。AAJは、新潟市と連携して施設に新しい命を吹き込むことで、より多くの方々に来館し石油への理解を得てもらいたいと考えています。