戦略的投資

技術開発

チャレンジングな環境において、単独で成功を収めることは非常に困難です。コラボレーションによって、競争力を高め、世界的なビジネスの拡大や戦略的統合のさらなる推進が可能になります。

新たな市場や製品分野への事業拡大に伴い、アラムコのコラボレーションネットワークも同業他社やエンジニアリング企業、サービスプロバイダー、機器メーカー、研究開発機関、そして大学へと広がってきました。

私たちはサウジアラビアで、アブドゥルアジーズ王立科学技術都市(KACST)、キング・ファハド石油・鉱物資源大学(KFUPM)、キング・アブダッラー科学技術大学(KAUST)をはじめとする国内主要関係機関とのコラボレーションを通して、当社の事業において戦略的重要性を持つインパクトの大きい研究や技術の探求に取り組んでいます。その中心となるイニシアチブが、新技術の推進、先端科学研究を遂行しうる国力の推進、そしてさまざまな事業を可能にする起業家精神と新技術開発の支援です。

またKFUPMとの個別のプロジェクトでは、世界レベルの石油工学・地球科学大学の創設に向けて、取り組んでいます。

中東地域では、アラブ首長国連邦のアブダビ国営石油会社(ADNOC)、および同国アブダビを拠点に再生可能エネルギーと持続可能な都市開発を手掛けるMasdar社と覚書を締結しました。ADNOCとのコラボレーションでは、石油・ガスのバリューチェーン全体を通してパフォーマンスや効率の改善をもたらしうる技術の特定を計画しています。またMasdarとは、クリーンな発電と炭素回収を前進させるための、サステナブルかつ再生可能なエネルギーの開発を進めます。

国際的なコラボレーションとしては、マサチューセッツ工科大学スタンフォード大学インペリアル・カレッジ・ロンドン清華大学韓国科学技術院KAIST)、フランス国営石油・新エネルギー研究所IFPen)などの産学研究パートナーとのネットワークとともに、サステナブルなエネルギーの未来という世界的課題に関する取り組みを重ねています。

 

サウジアラムコ・エナジー・ベンチャーズ

サウジアラムコ・エナジー・ベンチャーズ(SAEV)は、戦略上重要な位置づけにある革新的なエネルギー技術企業の発掘、関係強化をミッションとし、当社にとって戦略的に不可欠な技術を持つ各国のスタートアップおよび高成長企業に対して投資を行います。

SAEVの本社はダーランにあり、北米、欧州、アジアで活動を展開しています。2017年には新規投資を6件実施し、またポートフォリオ企業の技術5件の試験的運用を行いました。

2013年11月、SAEVはベンチャー投資を行い、Converge®テクノロジーの開発と商業化が大きく前進しました。