喜入

プロジェクト

地域エネルギー分野のサステナブルな成長に向けたパートナーシップの構築

2022年6月、アラムコはENEOS株式会社と契約を締結、鹿児島県喜入(きいれ)町にある同社の喜入基地における石油貯蔵について合意し、エネルギー企業間での協力関係のさらなる強化に向け一歩前進しました。

第1回目の原油輸送はBahri社が所有する大型原油タンカー(VLCC)「Saham (サハム)」で6月に実施されました。

日本最大の石油精製企業であるENEOSは、国内精製能力の50%以上を保持しています。同社の喜入基地は4,600万バレル超の原油を貯蔵できる国内最大の原油貯蔵施設です。

今回の契約ではインタンク・トランスファー(ITT)による受渡しが可能で、小口であってもアラムコの供給と販売の最大化が図れます。

 

沖縄モデルを発展

喜入基地は、沖縄と比較して国内各地の製油所に近く、中型タンカーから超大型タンカーまで多様なタイプの船舶が入港でき、24時間体制で荷役を行っています。このことは、短距離、本船渡し取引に興味を持つ日本や極東圏の精製企業に、高い柔軟性とリスク管理の機会をもたらします。

アラムコはすでに沖縄でタンク13基、総容量800万バレル分を日本政府より借り受けています。喜入基地はこれを300万バレル拡張することになります。日本はアラムコの主要マーケットであり、拡張によって需要の持続性が確実になることでしょう。

当社は2001年以来、日本市場の最大シェアを維持しており、取引先との絆を深めることでこの優位性を保っていきます。