サウジアラムコは、すべての社員の貢献を重視する職場文化の奨励に努めています。それにより、社員各々が包摂的・協力的なチームで活躍できる環境を実現しています。
サウジアラムコは、すべての社員の貢献を重視する職場文化の奨励に努めています。それにより、社員各々が包摂的・協力的なチームで活躍できる環境を実現しています。
ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)とは、組織内の多様なグループの存在と相互の関わりを促進する社内方針や各種プログラム、そして包摂的な環境を意味します。「ダイバーシティ」および「インクルージョン」という言葉は、同じ一つの戦略の異なる側面を表しています。
ダイバーシティ: 一人一人を唯一無二の存在たらしめる、各々の特徴や性格を指します。年齢や性別、能力、背景にある文化、国籍、人格、教育、人種などです。
インクルージョン: 一人一人が受け入れられ尊重されていると確信できる行動や社会通念を土台とし、あらゆる人がリソースや機会への平等なアクセスを与えられている環境づくりを意味します。
ダイバーシティ&インクルージョン (D&I): 多様性を受容する、生産的、意欲的な人材と共にある企業文化の醸成にむけた取り組みを意味します。すべての社員が大切にされ、各個人が共通の目標に向けて自分の考えを表明できる環境を目指します。
D&Iの実践は、より良い組織風土、より優れた業績へと確かにつながっていきます。受け入れを進める活動を取り込むことで、様々な視点の共有、創造性の向上、イノベーションの加速、より迅速な問題解決、より良質な意思決定、収益性の向上、社員のエンゲージメントの強化、会社の評価の向上、そしてより良い雇用結果が期待できます。また、350社以上の企業を対象とした調査では、多様性が平均よりも高いレベルの企業は、収益も平均より高い傾向にあるとされています。
サウジアラムコでは、D&Iが私たちの働き方に浸透しています。各々がもつ個性が、イノベーションと成長につながる貴重な機会であると捉え、多様な人材を惹きつけ、育成することに取り組んでいます。一人一人が受け入れられ尊重されていると感じられる行動や社会通念に立脚した環境を醸成し、社員がリソースや機会へ平等にアクセスできる職場づくりを進めています。将来への明確なビジョンをもって、包摂的な環境を育み、社員が活躍できる取り組みを推進することで、D&Iの世界的なロールモデルとなることを目指しています。
当社のダイバーシティ&インクルージョン事例
サウジアラムコのD&I専門チームは、社員を称え、雇用し、活躍の機会を設けるという当社の伝統に基づき、採用、定着、昇進、リーダーシップ、そしてD&Iのロールモデルという5つの分野において、社員にとって活気に満ちた包摂的な企業文化を醸成するため、従来よりも幅を広げた戦略をサポートしています。
D&Iの取り組みは、サウジアラムコのあらゆる部門で実施され、入社から指導的地位に至るまで、社員のキャリアの各段階に組み込まれています。このように、多様性のある協調的なチームに、当社の企業としての価値観である誠実さ、社会の一員としての責任、説明責任、安全性、卓越性が刻み込まれ、絶えず変化するグローバルマーケットで優れた成果を挙げています。
サウジアラムコの戦略は、「サウジ・ビジョン2030」が示す国家としての目標達成に向け、足並みを揃えています。この「ビジョン2030」は、国の経済を多様化し、医療、教育、娯楽、観光など様々な分野の発展を促すための大胆な変革に向けたプログラムです。
その一環としてサウジアラムコは、国内の大学と協力して工学プログラムを活用し、STEM(科学、技術、工学、数学)の成績が優秀な女子学生を候補に、サウジアラムコへの就職を促しています。また、働く女性の機会を促進させるための組織とネットワークであるGROW 2.0(湾岸地域女性のための組織)を設立しました。
「ビジョン2030」において活気ある社会の重要性が評価されているのと同様に、私たちは、社員一人一人の優れた能力や貢献を大切にする活気ある職場文化の重要性を認識しています。