将来世代が豊かな生活を送れるか否かは、今日のエネルギー消費をどれだけ適切に管理するかにかかっています。サウジアラムコは全社でエネルギー効率の高い技術や実践手段を導入し、自社のビルや輸送、コミュニティにおけるエネルギー消費削減に尽力しています。
エネルギーの効率化は、サウジアラムコの事業において、サステナビリティを推進するために欠かせない要素となっています。エネルギー効率化に向けた努力は、CO2排出量の削減や、プラントや施設の業務改善、環境に責任をもつ企業文化の構築につながります。
将来世代が豊かな生活を送れるか否かは、今日のエネルギー消費をどれだけ適切に管理するかにかかっています。サウジアラムコは全社でエネルギー効率の高い技術や実践手段を導入し、自社のビルや輸送、コミュニティにおけるエネルギー消費削減に尽力しています。
エネルギーの効率化は、サウジアラムコの事業において、サステナビリティを推進するために欠かせない要素となっています。エネルギー効率化に向けた努力は、CO2排出量の削減や、プラントや施設の業務改善、環境に責任をもつ企業文化の構築につながります。
サウジアラムコは、自社施設のエネルギー消費削減やエネルギー効率の良い新規施設の設計など、全体的なエネルギー効率化を進めるほか、サウジアラビア全土でそれを提唱し、促進しています。
フレアガス回収
フレアガス排出量削減への長期的な取り組みは、エネルギー効率化を進めるための重要な要素です。以前は無駄にしていたエネルギー資源を回収し、再利用するだけではありません。サウジアラムコのフレアガス排出量は、年間のガス生産量の1%未満と業界最低水準であり、さらなる低減も見込まれています。また、フレアガス排出量削減プログラムの一環として、サファニヤ(Safaniyah)オフショア油田をはじめ、複数の施設にフレアガス回収システムを導入しました。
夏期ピーク時生産プログラム
サウジアラムコの夏期ピーク時生産プログラムは、夏期に非随伴ガスの生産量を増やすことで、発電用石油使用量を減少させるものです。2017年には、1,150万原油換算バレルの非随伴ガスを生産し、高価な液体燃料の使用量を抑えながら、CO2排出量も低減させました。また、サウジ省エネルギープログラム(Saudi Energy Efficiency Program)とも引き続き連携し、効率的なエネルギー利用を促進する活動に尽力しました。
発電におけるエネルギー効率化
コジェネレーションは、熱源から電力と熱を生産し、供給するシステムです。プラントの排気流からの熱を、利用可能な熱エネルギーに変換します。
コジェネレーション・システムには多くの利点があります。少ない燃料でのエネルギー生産が可能で、さらにプラント内でエネルギーが生産されるため、送電線を通る際のエネルギー損失もありません。燃焼させる燃料が減るため、エミッションも減らすことができます。
コジェネレーション・システムは、プラントの運転に必要な電力の100%を自給自足するというもので、サウジアラムコのエネルギー効率化戦略にとっても重要です。コジェネレーションによって、通常の事業の副産物として電力を生産でき、電気事業者から供給される電力の消費も抑えることができます。
新規の運転施設にはこのコジェネレーション・システムが導入され、既存プラントでも入れ替えが行われています。シャイバ(Shaybah)とワシット(Wasit)のプラントへの導入など、コジェネレーション・プロジェクトによってサウジアラムコの施設の電力容量は1,318メガワット増加しました。
コジェネレーション技術により、私たちはエネルギー効率化を進め、プラントのエネルギー消費を抑制し、炭化水素燃料の価値を高めることができます。そして、それは環境保護へとつながるのです。
新コンテンツ、「エレメンツ・マガジン」では、気候、生物多様性、上流技術、下流技術、サプライチェーンなどの主要なカテゴリーから、クリエイティビティとテクノロジーの力を駆使し、世界の革新者として挑戦を続けるサウジアラムコの「今」をご紹介します。