サウジアラビアに拠点を置くペトロ・ラービグ・プロジェクトは、サウジアラムコと住友化学株式会社の合弁による石油精製・石油化学会社です。
サウジアラムコは石油化学事業進出を目指す中、住友化学をパートナーにサウジアラビア・ラービグに石油化学コンプレックスを立ち上げました。石油化学分野における、アラムコ初の事業です。
サウジアラビアの豊富な原油供給と、石油化学製品の製造販売に精通する住友化学のノウハウを組み合わせることで、ペトロ・ラービグは日量 40万バレルの原油、年160 万トンのエタン処理が可能な能力を保持しています。このプロセスで、ナフサ、灯油、軽油、重油など、様々な石油精製品さらに石油化学製品を生産することが可能です。
機会を共有する
2008 年にペトロ・ラービグの株式をサウジアラビア証券取引所に公開し、サウジアラムコと住友化学はそれぞれ同社の株式37.5%を保有することとなりました。日本との協力関係で築かれた企業が、サウジアラビアの発展した経済の恩恵に浴し得ることを示しています。