日本のエネルギー安定供給に寄与するコラボレーション
沖縄石油貯蔵プロジェクトは、日本とサウジアラムコ双方の実益に資するコラボレーションです。
2010年の12月に合意した本共同プロジェクトの内容に基づき、サウジアラムコは JOGMEC(独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構) からリースを受けた原油タンクに自らの原油を貯蔵し、近接拠点から環太平洋諸国向けに原油を速やかに供給できるようになりました。一方、日本は貯蔵設備を提供することにより、想定外の不足が生じた場合でも、タンクに貯蔵された原油を優先的に購入できることになっています。
2017年9月には、その貯蔵能力は190万バレル増量し820万バレルとなりました。
理想的なパートナーシップ
サウジアラムコは、日本の原油輸入量全体の約4割を供給しており、原油の緊急供給に対応できる重要なパートナーです。
写真提供:沖縄石油基地株式会社