3月3 、4日に東京で開催された第21回LPガス国際セミナーにおいて、サウジアラムコのLPGチームが行った講演は多くの聴衆の注目を集めました。なお、2日間の当セミナーには、海外からの参加者80人を含め、630名あまりが参加しました。
サウジアラムコを代表して、原油販売・マーケティング部門のLPGセールス・マーケティング担当 アリ E. アラム が「サウジアラムコのLPG輸出 ― 継続する旅」と題した講演を行いました。アラムが流暢な日本語にて手際よく質疑応答をこなすと、会場の人々の注目が集まりました。
アラムは2011年にサウジアラムコの奨学金を受け、大阪地区有数の学府である関西大学を卒業しました。
アラムの講演には様々なトピックが含まれていました。たとえば、1961年から継続するサウジアラビアのLPGの日本への輸出の歴史、サウジアラビアによる災害救援活動、2011年の東日本大震災直後に始動し活用された、サウジアラムコと岩谷産業で共同で設立した「サウジLPガス災害支援基金」、そして1994年10月から継続されている、マーケットを反映し、公正かつ公平に月間契約価格を設定するための終わりなき努力などが紹介されました。
アラムは、LPG市場、そして関連する海運セクターの不安定さが増す中で、サウジアラムコが常にお客様に誠実に対応していることを強調しました。
また、サウジアラビアのLPGの今年の輸出量は、2014年に底を打った後2010~2012年の水準に戻りつつあることを明らかにしました。
そして、世界のLPG市場においてサウジアラビアは、極めて重要な供給者であるとの立場を今後も維持する所存である、と聴衆に語りました。
このセミナーへのサウジアラムコの代表団は、ダーラン本社からシニア・マーケティング・マネージャー兼LPGセールス・マーケティング部門長のアリ B. マスードと、北京、ソウル、シンガポール、東京の関連会社からの専門家達で構成されました。