COVID-19へのサウジアラムコの対応

サウジアラムコでは、COVID-19への対策において、世界各国で70,000名にのぼる従業員や地域社会の安全衛生と健康を第一としています。感染リスクを低減し、ウイルス感染拡大による人材や事業への影響を抑えるための対策を講じています。また、全社を挙げてCOVID-19感染拡大防止の社会努力を支援しています。

世界が未曽有の健康の危機に直面する中で、サウジアラムコは私たち人々に寄り添います。

その人々とは、世界へエネルギーを届けるため休みなく働く当社の従業員や、私たちをサポートしてくれている地域社会、隣人、家族、そしてエネルギーが生活のかけがえないものであるグローバルなコミュニティのことにほかなりません。

世界中の人々のために、当社は体制を整え、迅速に対応していきます。私たちは共にあります。

COVID-19が未曽有の影響を及ぼしつつある中、当社はその対応を続けています。なかでも世界各拠点の従業員は、力を合わせてこの試練を乗り越えようと、並々ならぬ努力を払っています。私たちは今、歴史的な岐路に立っています。みなさんと同じように、私もこの難局を乗り越えられると信じています。そしていつか、皆で力を合わせて乗り越えられたことを、誇りをもって振り返られる日が来るでしょう。

社長兼CEOからのメッセージ
サウジサウジアラムコ社長兼CEO、アミン・ナセル  

サウジアラムコの対応について

世界が当社を頼みの綱としています。私たち人々、私たち地域社会、そして世界中のカスタマーのため、誠心誠意取り組んでまいります。

従業員への対応

サウジサウジアラムコでは7万名にのぼる従業員が、世界にエネルギーを届けるため懸命に働いています。当社にとって従業員は最も価値のある資源であり、彼らの安全確保は当社の使命です。

感染リスクの高い人との接触の制限や、イベントの中止、会議や研修のオンラインでの実施など、ウイルスの拡散を抑制するための対策を講じています。専任チームを設け、公共スペースやオフィスの消毒、手の消毒用ステーションの増設、施設内での啓発ポスター掲示を進めています。また、事業拠点のある国や地域の当局が示すソーシャルディスタンスを保つ指示に従い、オフィス内の出勤者数を減らすため、感染リスクがより高いとみなされる従業員も含め、可能な限りテレワークを実施しています。さらに従業員に向けて、感染リスクや自らを守るための予防対策について教育し、定期的なアドバイスや指導を行うほか、専用の相談ホットラインも設けています。

地域社会への対応

サウジアラムコは、一企業というだけではなく、ひとつの共同体なのです。そこには、家族や隣人、友人、知人も含まれます。

当社は、活動拠点のある地域社会と連携し、また政府の関連措置に沿って、人工呼吸器や高効率空気清浄器、個人防護具(PPE)など、必要とされている医療機器・物資の提供を通して支援を行っています。

当社の世界各拠点では、医療機関や災害救援組織への支援として、合わせて350万ドル以上の支援を行っています。日本では、約3,200万円相当を日本赤十字社に寄付し、医療機関および医療従事者の方々の活動支援に貢献しました。

 
日本赤十字本社にて行われた金色有功章贈呈式でのAAJ代表取締役社長オマール M. アル アムーディ(右)と、日本赤十字社社長 大塚義治氏  写真提供:日本赤十字社

事業運営面での対応

サウジアラムコは、現在私たちが直面しているCOVID-19による世界規模の難局に屈することなく、エネルギーの安定生産・供給に全力をあげていきます。それが当社の礎であり、カスタマーへの約束です。

すでに、世界規模の危機における管理システムを備えており、事業運営上の理由で出荷期日を遅らせたことはありません。今まさに、世界への供給を継続するため、このシステムを稼働しています。また各施設における予防対策を強化し、汚染防護を確実に実施するとともに、職場の消毒、全てのチームを通じた健康チェックも実施しています。当社の従業員の熱心な取り組みにより、市場や製造業、地方自治体へのエネルギー供給を確保しています。今まで通りの日常を送れることが、かつてなく重要になっています。


世界各地におけるCOVID-19に関する情報、医療関連情報については、世界保健機関(WHO)のウェブサイトをご覧ください。