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皆様、おはようございます。
ただいまアラビア語での挨拶でも申し上げました通り、本日は再び、東部州知事のサウード・ビン・ナイーフ・ビン・アブドゥルアジーズ皇太子殿下にご臨席いただいております。
また、このiktva週間に欠かせない存在であるエネルギー相アブドルアジーズ・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ皇太子殿下にも、ご臨席いただいております。
殿下の偉大なるリーダーシップは、iktvaの目覚ましい成功に欠かせないものでした。
さらに、産業鉱物資源相バンダール・アルコライエフ閣下におかれましては、その統率力のもとローカリゼーション協議会(Localization Council)を通して王国全体の前進を後押ししてくださっていることに、感謝申し上げます。
また、当社会長のヤシル・アルルマイヤンにも、iktvaへの情熱とリーダーシップに対し感謝します。
そして言うまでもなく、サプライヤーの皆様にはiktva発足より7年となる今日まで、ローカライズへの献身的な努力をいただいておりますことに、心から感謝申し上げます。
アラムコの各事業におけるコスト削減を始め、企業力の増大や安定性増進に大いに貢献いただいており、お約束したとおり、その恩恵を分かち合えております。
現時点で、当社における全購買に占める国内調達率が63%を達成したことは、きわめて喜ばしいことです。
これを2025年までに70%に伸ばすよう、引き続き取り組んでまいります。
今後とも、目覚ましい変革への並みならぬご協力を賜りますようお願い申し上げます。
地球環境は厳しい状況にありますが、2023年は私たちのサプライチェーンにとって大転換の年になるだろうと思っています。これには、3つの確固たる理由があります。
まず本年は、近年発表されましたとおりナマートプログラムがiktvaを支えることになり、これを通じて「メイド・イン・サウジアラビア」製品の地位を、戦略的に高めていくという点です。
その対象範囲も、サステナビリティ、デジタル化、産業投資、製造、インフラ、シチズンシップ(教育、ESG)の6つの主要セクターへと拡大します。
よりハイエンドな製品やサービスがますます国内で、そしてサウジアラビアの産業エコシステム全体を通じて調達できるようになり、コスト効率をさらに向上させ、当社事業の強化や安定性の増進を図ります。
参加企業はサウジアラビアに研究開発拠点や現地法人を置き、技術を移転し、そしてわが国の若年層人材育成に貢献することで、より広い範囲に積極的に関わることができ、将来的に比類なき恩恵がもたらされることでしょう。
また、iktvaとナマートの連携により、サウジアラビア経済の多様化や産業化への貢献をさらに強化し、より強靭な産業エコシステムの拡充が図られることでしょう。
それにより、わが国の経済的、社会的発展を戦略的に推進するプログラム「ビジョン2030」への取り組みをさらに強化してまいります。
今こそ、加速すべき時なのです。
その意味で本日は、デジタル化の軸となる新たな取り組みを発表いたします。それは、アラムコ・デジタル・カンパニー(Aramco Digital Company)の設立です。
この新組織の目的は3つあります。エネルギー業界のAI分野におけるリーダーとしての地位の強化、サウジアラビア国内の様々な産業分野におけるデジタルイノベーション推進の展開、そして提携企業や各種プロジェクト、合弁事業のネットワークを通じた国内デジタル経済の発展です。
今後3年間で19億ドルの投資を計画しています。これは、当社のデジタル分野における投資としては過去最高額となるもので、サウジアラビアのデジタル・エコシステムの価値をさらに高めることでしょう。
第二の理由は、気候変動、環境保全への貢献として、当社サプライチェーンの国内化の取り組み、そしてサウジアラビアにおける関連投資をよりサステナブルにする取り組みに、全力を挙げるという点です。
スチールやアルミニウム、コンクリートといった削減が難しい産業分野による高い排出量を補完するため、ポリマー製品をはじめ、よりサステナブルな素材活用の比重を大幅に伸ばします。
素材の転換なくして、世界の排出量実質ゼロという目標の達成は成しえないからです。
また、より大胆なCCUS(炭素回収・利用・貯留)技術への取り組みも強化してまいります。これもまた、排出量実質ゼロという目標達成に向けて、極めて重要な取り組み課題です。
この点においては、循環型炭素経済に貢献するサプライヤーの存在が注目されます。
第三に、サウジアラビアが世界で成長率の最も高い経済圏のひとつであり、G20諸国ではトップの経済成長を誇っており、初めて 1 兆ドル規模の経済になる予定です。
世界中のビジネスリーダーにお会いするたびに、各国で経済が低迷する中、サウジアラビアにおける経済成長の将来性に大きな期待を寄せているとの声を伺います。
彼らは、アラムコの成長計画の規模や進展ペース、また当社90年の歴史上最大となる資金計画を知るにつけ、わが国がいかに機会にあふれているかを理解されます。
しかし、このように収益性が高く、かつサステナブルな成長を実現するには、国民の技能や才能が欠かせません。
それは価値を創造し続けてきたアラムコの90年の経験が雄弁に物語っています。
また私たちのDNAには、自ら誇れるものを次の世代に引き継いでいくという伝統があります。
私たちの先代は、世界レベルの石油事業を残してくれました。その石油は今も、世界の中心的存在であることを誇りに思っていることでしょう。
私たちの世代は、世界をリードする統合エネルギー事業を築き、脱炭素化の先駆的な取り組みを通して、ブルー水素や再生可能エネルギー、よりサステナブルな素材など、低炭素事業界の中心的存在としてアラムコの地位を確立しました。これらを次の世代に残せることを、誇りに思っています。
そして何年後かには今日の若い世代もまた、こうした原動力となる画期的な技術を生み出したことを誇りに思い、彼らの次の世代に夢と希望を与えることでしょう。
こうしたことから、私は2023年に大いなる期待を抱いているのです。
それは、私たちのサプライチェーンプログラムの飛躍的な拡大を示唆し、サウジアラビアの産業エコシステムへの貢献と活用、そしてサステナビリティへの取り組み強化を意味しています。
かつてない規模の資金計画や、活気ある国内経済と相まって、私たちのiktvaに参画いただくことで必ずや、そのビジネスチャンスと競争力をさらに高め、飛躍していただけると信じています。
そしてサウジアラビアが、投資家のみを対象に機会を提供しているわけではないということを、世界に証明するのです。
あらゆる人に機会をもたらす国であるということを。
ありがとうございました。
【メディア連絡先】
本件に関するすべてのメディアからのお問い合わせは、アラムコのメディア担当部署が承ります(英語)
Email: media.inquiries@aramco.com
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