海洋生態系保全に向けたワークショップを東京で開催

(上)色鮮やかな毛糸でオリジナルのサンゴを作る子供たち。 東京都の小・中学生を対象に開かれた3日間のイベントには、12万人に上る子供たちとその保護者が参加しました。(下) AAJの体験型ワークショップ、「サンゴ礁ってなに?おきなわから出前教室」でカードゲームで遊びながら、海洋生物多様性について積極的に学ぶ子供たち。

およそ12万人もの子供たちとその保護者が、首都圏の小・中学生を対象とした毎年夏休みに開催される3日間の教育イベント「丸の内キッズジャンボリー」に集いました。

出展社の一つであるアラムコ・アジア・ジャパン(AAJ)は、CSR(企業の社会的責任)事業において8年来のパートナーである沖縄県サンゴ礁保全推進協議会(OCRCC)と共同で、「サンゴ礁ってなに?おきなわから出前教室」という体験型ワークショップを開催しました。 このワークショップの目的は、日本最南端に位置し、美しい海と砂浜が人気の観光地である沖縄の海洋生態系保全について、首都圏の子供たちの関心を高めることです。

サウジアラムコと沖縄の縁は、原油ターミナルの使用に関して日本政府と契約を締結した2010年にさかのぼり、同年にAAJはOCRCCへの支援を開始しています。 今回のワークショップは、人々と地球環境への支援をCSRの柱とするAAJの最新の取り組みであり、サウジアラムコの海外事業活動支援プログラムの一環です。

楽しさ満載の体験学習

ワークショップでは、カードゲーム、工作、即興劇などの楽しいアクティビティを通じて、造礁サンゴや海洋環境保全の重要性について、子供たちがより深く学べる場を提供しました。写真や動画を見ながら、子供たちは沖縄の美しい海の世界に“ダイブ”して、生物多様性やサンゴ礁生態系との共生関係について学習しました。

AAJの代表取締役社長オマール M. アル アムーディ(Omar M. Al Amudi)は、「このような啓発プログラムは、子供たちの海洋生物多様性に対する理解と重要度を高めます。子供たちが自分たちを取り巻く環境を理解、感謝し、その環境と関わり、そして未来のために保全していくきっかけとなったのではないでしょうか」と述べています。

「丸の内キッズジャンボリー」は、読売新聞と東京国際フォーラムが共催する公共文化イベントとして、都会の子供たちの科学、工学、音楽、芸術分野への好奇心向上の促進を目指しています。