アブドゥルアジーズ王世界文化センター、TIME誌が「2018年世界で最も素晴らしい場所」に選出

TIME誌による「今すぐ体験したい場所100選」特集の中で、サウジアラビアのダーランにあるアブドゥルアジーズ王世界文化センター(The King Abdulaziz Center for World Culture:Ithra)が「世界で最も素晴らしい場所2018」として選出されました。

本特集が掲載された8月24日号で紹介されたリストでは、様々な分野からクオリティー、独創性、イノベーション、持続可能性、そして影響力 を評価したうえで、六大陸48ヶ国から選ばれた100ヶ所が取り上げられています。

アブドゥルアジーズ王世界文化センターは、中東から選ばれた5ヶ所のうちの1つです。Ithraの略称でも知られるこの不思議で驚くべき建造物は、知的探求、創造性、異文化交流を担い、国と地域の架け橋となることを目指し、サウジアラムコによる企業の社会的責任イニシアチブの一環として建設されました。 最新鋭のこの複合施設は、様々なイニシアチブやイベントのたびに世界各地から数千名の来場者が訪れ人々を魅了しています。 

当センターは1,600平方メートルにも及ぶ大ホールのほか、サウジアラビアの起源と文化遺産、イスラム美術と文明、アラビア半島の文化といった特定の分野における文化的展示物を集めた4つのギャラリーを備えた博物館から構成されています。 館内の映画館ではサウジ映画祭が開催され、図書館は50万冊以上を所蔵しています。 パフォーミング・アーツシアターは100席規模の劇場で、ナレッジタワーではSTEM(科学、技術、工学、数学)分野や青少年のための読書プログラムなどのワークショップが年間2,000件も開催されています。

  アブドゥルアジーズ王世界文化センターは、サウジアラビアの豊かな文化遺産の紹介や、国際プロジェクトの主催・提携を通じ、国内外を問わず、芸術的表現から生活のあらゆる側面へと繋がる教育や文化普及を促進しています。Ithraが提携している団体には、スミソニアン協会(Smithsonian Institution)、ナショナルジオグラフィック基金(National Geographic Foundation)、フランスのポンピドゥーセンター(Pompidou Center)、パリのアラブ世界研究所(Arab World Institute)などがあります。 

アブドゥルアジーズ王世界文化センターのスタッフの20%以上を数百名ものボランティア達が占めています。 

2016年にサルマン・ビン・アブドゥルアジーズ ・アルサウード国王により開館されて以来、同センターは独創的な芸術、文化、知識に触れるこれまでにないプログラムを提供する先駆者として注目を集めています。