アラムコ・アジア・ジャパン、日本のサプライヤーとの関係を強化

サプライヤーとのより緊密な関係構築の強化を目的に、日本で初の開催となるサプライヤーフォーラムで開会の辞を述べるAAJ代表取取締役社長オマール アル アムーディ。

アラムコ・アジア・ジャパン(AAJ)の購買・運輸部(Strategic Procurement and Logistics Department : SPLD)は、一般財団法人中東協力センターと共に、本邦サプライヤーとのより緊密な関係構築強化を目的とした「サプライヤーフォーラム」を東京にて開催しました。 

日本初開催となるこのフォーラムは、日本国内のサプライヤーを対象に、AAJへの供給基盤の拡大と強化、サプライヤー認定プロセスの説明、サウジアラビアと日本政府間で推進する「日・サウジ・ビジョン2030」の一環でもある国内全付加価値化推進プログラム(iktva)の紹介を目的とし、経済産業省、日本貿易振興機構(JETRO)、国内3大メガバンクのほか、90社以上から約160名の代表者が参加しました。 

AAJの代表取締役社長オマール アル アムーディ(Omar M. Al Amudi)は、歓迎の辞と共に本フォーラムの開会に際し、「このフォーラムは最良の時期に開催されました。サウジアラムコは今後10年にわたり膨大な投資機会に恵まれており、その中には、日本のサプライヤーの皆様が大きな役割を果たすことが期待される数多くのメガプロジェクトが含まれています」と述べました。

続いてサウジアラムコ本社から来日したチームが同社との事業形態についてプレゼンテーションを行い、製造業者の承認プロセスにおける技術的・品質的要件を発表しました。iktvaプログラム自体も紹介され、サウジアラビアに自社の製造拠点を設立した株式会社ジェイ・パワーシステムズとアズビル株式会社の日本企業2社の成功事例と併せ詳しく説明されました。 

午後の部では個別ミーティングが行われ、商業的、技術的、品質的観点から、地域投資や承認プロセスなど様々なテーマが扱われました。プログラム全体を通じ関心を持った参加者が積極的に関与し、柔軟な対話とサプライヤー側の強い関心を促しました。 

iktvaセッションは参加者が最も多く、サプライヤー・リレーションシップ・マネジメント主査イムラン・ハリーリ(Imran A. Hariri)とAAJの執行役員購買・運輸担当本部長のアブドゥルラフマン・アルモグレン(Abdulrahman Z. Al-Mogren)により3回に分けて開催されました。 

AAJ SPLDチームは、引き続きサウジアラムコとの取引に興味を示しているサプライヤーを支援し、サウジアラムコとの取引に向け、サウジ国内の振興計画を進めていきます。