サウジアラムコは、サルマン・ビン・アブドゥルアジーズ ・アール・サウード国王、ムハンマド・ビン・ナーイフ・アブドゥル・アジーズ・アール・サウード皇太子、およびサウジアラムコ最高評議会議長であるムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・サウード副皇太子により今般発表された「ビジョン2030 (Saudi Vision 2030)」を、全面的にサポートします。
サウジアラムコ取締役会長、カーリッド A. アルファレは、次のように述べています:
ビジョン 2030とサウジアラムコの役割
「ビジョン2030は、次世代にわたり王国と国民に利益をもたらす、持続可能な経済成長、多様化、雇用創出を可能にする先駆的かつ革新的な計画です。サウジアラムコは変革の体現者として努力を継続し、今後も全力で取り組んで参ります。そして、サウジアラビア全体の社会経済発展に大きく貢献することにより、将来にわたり、これまで以上の結果を生み出して参ります」石油基盤経済からの脱却
「石油に対する持続不可能な依存を低減するためには、王国の経済を根本から変革する必要があります。したがって、ビジョン2030 の実現には、主要な経済分野における改革の加速、主要産業の民営化、国際競争力を持つ中小企業セクターの創出が不可欠です」外国投資家向けの機会:
「メッセージは明らかです。サウジアラビアは、今日すでに国内に進出している投資家にさらなる投資機会を開放するとともに、将来進出の可能性のある投資家も大いに歓迎します。充実したインフラ整備と豊富なエネルギー供給というサウジアラビアの利点を活かそうとするグローバル企業に、投資と輸出の機会を提供します。また、グローバル市場の製造および貿易拠点として、比類ない競争優位性と投資機会を提供します。政府は、王国を世界有数の魅力的なビジネス拠点とするために、今後も規制緩和を行っていきます」ビジョン2030 実現のための協働アプローチの必要性:
「ビジョンがあり、道筋が定まり、素晴らしい目標が掲げられています。あらゆる人々、すなわち企業と地域のリーダー、パートナー、サプライヤー、そして多くのサウジ国民、特に当社の才能ある若者たちが(ビジョン2030に)貢献できますし、誰もが自分の役割を果たさなければなりません」
サウジアラムコ社長兼CEO、アミン・ナセルは、次のように述べています:
世界で最も信頼できるエネルギー供給国としてのサウジアラビアの傑出した地位の維持:
「サウジアラムコは、世界トップの石油輸出国かつ最も信頼できるエネルギー供給国としての王国の地位を維持するために引き続き尽力するとともに、炭化水素バリューチェーン全体にわたって継続的に戦略的投資を行うことにより、エネルギーの世界でのグローバルハブとしてサウジアラビアの地位を確立します」ビジョン2030 達成に必要なアクション:
「サウジアラビアの変革ビジョンは、産業成長の新時代を切り開くイノベーション、技術、研究開発(R&D)を必要としています。サウジアラムコのアップストリーム事業における継続的なリーダーシップと投資、そしてダウンストリーム事業拡張を図る新たな投資は、石油化学部門においては、勢いのある中小企業が国内に拡大し急速に発展する後押しとなるでしょう」ビジョン2030は、サウジアラムコの国内産業奨励プログラム (In-Kingdom Total Value Add :iktva)を促進:
「ビジョン2030は、あらゆる産業部門にわたってサウジアラムコの現地サプライチェーンの能力を強化する絶大な機会をもたらします。サウジアラムコが重点を置く イクティーバ(iktva)・プログラムは、国内のエンジニアリング、イノベーション、テクノロジー、ならびに製造部門への対内投資を誘致し、サウジ国民のために高度専門職の雇用を創出するとともに、起業家精神と機敏性の高いビジネス風土を醸成するために不可欠のものです」