文化を超えた関係を日本で育む

アラムコ・アジア・ジャパンを代表し、神奈川県立横浜国際高校奨学金贈呈式に出席した執行役員モハメッド・アルフメイディ(前列右)と並び、アラビア語を学んだ3名の奨学生と先生方。横浜市の中心に位置する同校は、日本の公立高校で初めてアラビア語講座を授業に導入しました。

アラムコ・アジア・ジャパン(AAJ)は、神奈川県立横浜国際高校(YIS)がカリキュラムの一環としてアラビア語の授業を推進する取り組みを継続的に支援しています。

文化を超えた学びを推進する取組みとして、YISはアラビア語の授業を取り入れており、AAJはこれを支援しています。この取り組みは、サウジアラムコの「CSRプログラム」に準拠したのものです。横浜国際高校は、横浜市にあり、日本の公立高校で初めてアラビア語の授業を導入しました。

友好の象徴

この取り組みは、2010年から始まり、AAJの支援により教室を改装して視聴覚設備を拡張しました。教室は「サウジアラムコYIS友好教室 」と名付けられ、アラムコが贈呈した美しいアラブの伝統工芸品が2国間の友好の証しとして展示されています。

また、YISは、毎年3名の生徒に奨学金を供与して、アラビア語およびアラブ文化研究の継続を支援するプログラムを設置しています。この奨学金プログラムは、2023年まで継続されます。

深まるアラブ社会への関心

2010年のプログラム発足以来、計18名の生徒が奨学金を得て、アラブ社会への関心を深めました。3年間にわたってアラビア語を学んだ2015年度奨学生の1人は、「アラムコ・アジア・ジャパンから奨学金を授与され、大変感謝しています。また、奨学金は、将来は外交官となり、日本と中東地域の関係を深めるために貢献するという目標を持つきっかけとなってくれました」と話しました。

当初の支援プログラムの成功を受け、AAJは近頃、新たなプログラムを発足し覚書(MoU)に調印しました。

「国際高校」という名称が示すように、YISは生徒の「国際感覚」を養うことに重点を置いており、それは、このプログラムの求めるものでもあります。生徒達は、必修の英語と第二外国語を学習することになっています。

年間3名という人数はわずかに見えるかもしれません。しかし、さらに学びたいという熱意にあふれた奨学生たちが毎年YISを巣立っていきます。