アラムコ・アジア・ジャパン、大手検査会社7社と提携しコンプライアンスを追求

アラムコ・アジア クオリティ・マネジメント部門代表モアラ アルオマリは、アジアでの検査業務量のデータや教訓を提示しながら、7社にクオリティ・マネジメント業務の概要を説明しました。 また、検査会社の協力が欠かせない課題も強調しました。

アラムコ・アジア・ジャパンは大手検査サービス会社7社との提携で、2016-2020年の5年間、アジアにおけるエンジニアリング・サービス業務支援を委託します。これらの検査会社は、サウジアラムコが直接、あるいは同社のプロジェクトや合弁会社を通して調達した検査対象であるすべてのマテリアルについて、サウジアラムコが定めたエンジニアリング基準に照らして検査を行います。

アラムコ・アジア・ジャパンの代表取締役社長 アハメド・アルクネイニは、50名あまりが出席した東京での契約締結式において、7社の検査会社の代表者とともに提携契約に署名しました。今回提携したのは、SGS、日本検査株式会社、ABS Consulting、Bureau Veritas、Intertek、Tuboscope、Edif NDEの7社です。

アルクネイニ代表取締役社長は開会の挨拶において、契約を締結した7社に祝辞を述べた後、持続可能なマテリアル・サプライチェーンを確保する上で検査会社が果たす役割の重要性を強調しました。

彼はまた7社の役員に対し、十分な数の有能な人員の確保について積極的に関与して欲しいと次のように述べました。「サウジアラムコの調達チームは、様々なマテリアルの需要に応えて、新たな国々の調達先を開拓し、承認しています。このためには、あらゆる物品を検査できる有能な検査官の人数を十分確保すること、継続的な研修により検査官の知識や意識を向上させることなど、皆様の積極的な関与が必要です」 

アラムコ・アジア クオリティ・マネジメント部門 (Aramco Asia Quality Management Division: AAQMD)のモアラ アルオマリ代表は、出席者に対し、クオリティ・マネジメントの概要を説明しました。また、アジアにおける検査業務量を示す統計データ、これまでの検査業務を通して得た教訓、検査会社の協力が欠かせない課題等を紹介しました。また、AAQMDチームがデザインした一連の新しい管理ツールを紹介し、検査を円滑に行うために検査会社に活用してもらいたいと述べました。 

特筆すべきは、今回締結された契約がインドも対象としていることです。これは、インドでの事業をアラムコ・オーバーシーズ・カンパニー からアラムコ・アジアに移す計画に従ったものです。