サウジアラビア国営石油会社(サウジアラムコ)は、カーリッド A. アルファレ(Khalid A. Al-Falih) 社長兼CEOが同社の取締役会長に就任したことを発表しました。また、これに併せ、上流部門担当上級副社長を勤めて参りましたアミン・ナセル (Amin H. Nasser) が社長兼CEO代行に就任いたしました。
アミン・ナセルは、サウジアラムコの取締役であり、2008年より上流部門担当上級副社長を務めておりました。1982年にダーランのキング・ファハド石油・鉱物大学(King Fahd University of Petroleum and Minerals)にて石油工学の学士号を取得し卒業した後サウジアラムコに入社。1982年11月より1991年2月まで、生産技術部門、掘削部門、油層管理部門等を歴任後、1991年3月から1997年5月まではエンジニアリング部門および生産部門において様々なマネジメント職を務め、 1997年6月にラスタヌラ生産部門の責任者に就任。その後は、北部地域生産技術部門、サファニヤ・オフショア生産部門およびサファニヤ・オンショア生産部門の責任者も務め、2004年4月にチーフ石油技術者、2005年5月に石油技術・開発担当エグゼクティブ・ディレクターに、 2006年4月には石油技術・開発担当副社長に就任。その後、2007年8月に探鉱・生産(E&P)ビジネスライン責任者代理を経て、2008年には上流部門担当上級副社長に就任し今日に至りました。