低炭素燃料で世界で最も過酷なモーターレースでどのように戦うのか?

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アラムコは自動車・モビリティ産業を革新中

水素燃料車両にはCO2排出量削減への道を切り開く可能性があります。これは、大型トラックなど、脱炭素化が難しい輸送手段においてとりわけ重要な意味を持つ事実です。アラムコは水素パワートレインの真の実力を試すためにGaussin社と提携し、過酷なダカール・ラリーを完走した初の100%水素燃料トラックのスポンサーとなりました。


2022年のダカール・ラリーで活躍する水素燃料トラック。

モータースポーツの新たなマイルストーン

ダカール・ラリーは究極のオフロード耐久イベントです。約8,000 kmの砂漠を走破するこの厳しいオフロードレースでは、車両の性能と信頼性が極限まで試されます。そしてこれまで、この挑戦をした100%水素燃料車両は存在しませんでした。

2022年1月、アラムコがフランスのトップエンジニアリング企業であるGaussin社と提携し、ダカール・ラリーでクラス8の水素レーシングトラックのスポンサーを務めたことで状況は一変しました。

Gaussin社には、運輸・物流分野に向けて革新的な製品とサービスを作り上げてきた長く輝かしい歴史があります。例として、貨物および旅客輸送、自動運転技術、そして最近では車両への水素燃料電池の組み込みなどが挙げられます。

未来の燃料としての水素

水素燃料トラックは、世界がより低炭素かつ持続可能なエネルギーミックスへ移行するにあたって、水素がいかに重要な役割を果たしうるかを示す一例に過ぎません。この目標に向けて、当社はブルー水素などのさまざまな先駆的技術にも取り組んでいます。この技術は世界的なエネルギー需要に対応できる可能性を秘める一方、CO2排出量の削減にも役立ちます。しかもそれらの技術は信頼性が高く価格も手頃です。

サウジアラビア初の水素燃料ステーション。

LAB7 ― イノベーションに無限の可能性を生み出します。

これは始まりにすぎません

アラムコの先端イノベーションセンター(LAB7)は、水素燃料車両の技術改善を含む数々の最先端の取り組みを率先して行っています。また、サウジアラビア国内に最新の水素燃料車両製造施設を設置する可能性についても、現在評価を行っているところです。

当社の専門知識とリソースは、さらなるチャンスを解き放つとてつもない可能性をもたらし、実現可能かつ大規模な低炭素エネルギーソリューションとして水素を大幅に進歩させる可能性を秘めているのです。