「サンゴ礁の未来について考える」子ども向けプログラムを実施

イベントには海の環境を正確に再現する「海洋環境移送技術」を取り入れた水槽が登場

CSRの活動一環として、アラムコ・アジア・ジャパン(AAJ)の社員がボランティアとして、海洋環境保全、再生について学ぶ子どもたちの学びを支援しました。

地域社会との強固な協力関係を反映し、イベントには220人を超える子どもたちと保護者の皆様が参加し、社員は、子どもたちがサンゴの食性を学び、好物を発見するユニークな実験をサポートしました。

サンゴは、共生している褐虫藻により太陽の光によって栄養を作ることが可能です。現在、海水温の上昇等により、サンゴが餓死してしまう「白骨化現象」が世界的に問題になっています。一方でサンゴは捕食によって栄養を作ることが可能です。この実験の目的は、うまく捕食の能力や効率、サンゴが好むものを見つけることでサンゴが最終的に餓死することなく白骨化現象を防げる可能性を子どもたちと一緒に考え、実験を通して、子どもたちは、仮説→検証→考察という基本的な研究のメソッドについて学ぶことにありました。

汚染と海水温の上昇は、サンゴ礁の消失を引き起こす主要な要因の二つであり、この問題は人類および海洋生物に対して広範かつ深刻な影響を及ぼす可能性があります。したがって、サンゴ礁の保全は極めて重要な課題となっています。

AAJの代表取締役社長アブドゥラ・ジャスタニアは、次のように述べています。

「サウジアラビアと日本はともに豊かな海洋多様性を有しており、サンゴは海の生物多様性と地球環境に欠かせない存在です。この実験の意義は、サンゴの食性を学ぶことだけでなく、この驚異的な生態系を保護する方法を理解することにもあります。私たちは、ともに変化をもたらすことができるのです」

約300種のサンゴが生息する沖縄は、世界で最も多様性に富む活気ある海洋地域の一つです。CSR活動の一環として、AAJは地域社会と協力して沖縄のサンゴ礁の保全と再生に取り組んでおり、この協力関係は15年間続いています。

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