アラムコ、26億5,000万ドルのバルボリン社グローバル製品事業部門(「バルボリン・グローバル・オペレーションズ」)買収手続きを完了

  • この買収でアラムコの潤滑油事業がグローバルに拡充
  • バルボリン・グローバル・オペレーションズ(Valvoline Global Operations)にとって新たな市場や分野の開拓に向けた絶好の機会

サウジアラビアン・オイル・カンパニー(以下、「アラムコ」)は、バルボリン社(Valvoline Inc., NYSE: VVV)のグローバル製品事業部門(以下、「バルボリン・グローバル・オペレーションズ」)を26億5,000万ドルで買収、その手続きを当社の完全子会社を通して完了しました。

今回の買収は、2022年8月1日に発表された株式譲渡契約の締結によるもので、これによりアラムコは、世界有数の有名潤滑油ブランドに名を連ねるという目標に一歩大きく前進します。

アラムコはバルボリンブランドの製品事業部門のオーナーとなり、同ブランドの小売サービス事業はバルボリン社が所有することになります。アラムコとバルボリン社は手を携えて、このバルボリンブランドの価値を今後も世界的に成長させていきます。

アメリカ合衆国ケンタッキー州のレキシントン市を引き続き拠点とするバルボリン・グローバル・オペレーションズは、未来を視野に入れた製品や業界トップクラスのサービスを世界中のパートナー企業に提供、自動車や商工業向けソリューションで世界を牽引しています。

アラムコのダウンストリーム担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント、モハメド Y. アルカターニは次のように述べています。「今回の買収によって、私たちの潤滑油における国際成長戦略は大きく前進し、また世界各地のベースオイル生産能力や自社R&D活動も強化されます。また、世界的な潤滑油ブランドの中で150年以上にわたり卓越した企業でありつづけるバルボリン・グローバル・オペレーションズをより広く展開することで、世界各地のOEMとの関係を強化する絶好の機会ももたらしてくれます。 業界有数の知名度を誇るバルボリン・グローバル・オペレーションズの人材とブランドをアラムコの一員として迎え入れることに、おおいに期待しています。 同時に、私たちのグローバルネットワークがこの歴史あるブランドの新たな発展の比類ない礎となることでしょう」

バルボリン社CEOのサム・ミッチェル(Sam Mitchell)氏は、「今日という日は創業157年となる私たちのブランドにとって、歴史に残る日です。グローバル製品事業部門をアラムコに売却することにより、双方がそれぞれの事業の成長にむけて集中的に取り組むよりよい環境が整いました。本日、バルボリン社は適正な資本体系とより優れた資本配分を実現し、自動車向け関連サービスを専門に提供する企業となりました。加えて、今後1年半の自社株買いを通して、株主に対し大きな資本利益をもたらすことでしょう。そのおかげで、当社ブランドを高級車のアフターサービス会社として一層強化することに集中して取り組むことができます」と語りました。

今回の買収は、自動車用高級潤滑油市場におけるアラムコの存在感を一層顕著にするとともに、一世紀半以上の歴史を持つ老舗ブランドに世界的優位性への道を拓き、未来の成長ならびにダウンストリーム事業の統合に向けた基礎を築きます。


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