
低炭素水素および低炭素アンモニア
CO₂排出削減および世界的なエネルギー需要への対応に寄与する可能性から、水素はエネルギーとして広く注目されています。アラムコは、水素をエネルギー源として活用する取り組みを先導しています。
2019年、アラムコはエア・プロダクツと共同で、サウジアラビア初の水素ステーションを開設しました。同施設は、ダンマンのダーラン・テクノバレー・サイエンスパーク内にあるエア・プロダクツの新テクノロジーセンターに設置されています。本パイロットステーションでは、高純度の圧縮水素を供給し、トヨタの燃料電池車「ミライ」6台に燃料供給を行っています。
また、アラムコは、水素と窒素からなる化合物である低炭素アンモニアの活用にも取り組んでいます。低炭素アンモニアは、信頼性・経済性・持続可能性を兼ね備えた形で、世界の増大するエネルギー需要への対応に貢献する可能性があります。
2020年9月、アラムコはサウジ基礎産業公社(SABIC)および一般財団法人日本エネルギー経済研究所(IEEJ)と連携し、日本の経済産業省の支援のもと、サウジアラビアから日本への低炭素アンモニアの製造および輸送の実証に成功しました。本プロジェクトでは、発電用途として高品質の低炭素アンモニア40トンを日本へ出荷しました。
本取り組みは、低炭素アンモニアのサプライチェーンに関する世界初の実証であり、重要なマイルストーンとなるとともに、「循環型炭素経済(Circular Carbon Economy: CCE)」の実現に向けた複数の実現経路の一つを示すものです。


