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沖縄:アラムコとアジア太平洋をつなぐ架け橋

沖縄――日本最南端の県であり、数百の島々からなるこの地は、古くから東アジアと世界を結ぶ玄関口として重要な役割を果たしてきました。今日、沖縄はアラムコとアジア太平洋地域をつなぐ重要な架け橋となっています。

2010年、アラムコは日本政府との協定に基づき、沖縄本島東海岸のうるま市にある原油ターミナルのタンクの一部を貸与いたしました。これにより、アラムコはアジア太平洋市場への安定供給を実現し、緊急時には日本への優先的な原油アクセスを確保しています。

エネルギーインフラにとどまらず、沖縄では過去に3回、アラムコの経営幹部と地域顧客を結ぶエグゼクティブ・リトリートが開催されました。アラムコは、美しい沖縄での社会的責任活動を通じて、環境への明確なインパクトを生み出し、地域社会との信頼関係を強化しながら、長期的なコミットメントを着実に深めています。

ビジョンから行動へ:地域に根ざした海洋保全

沖縄のサンゴ礁は、地球上で最も生物多様性に富む海洋生態系のひとつです。しかし過去30年間で、白化現象やオニヒトデの大量発生、気候変動や沿岸開発の影響により、深刻な衰退に直面しています。

この課題に取り組むため、AAJは約100の地域NPOからなる「沖縄サンゴ礁保全推進協議会(OCRCC)」と連携し、地域主体の取り組みを開始しました。サンゴの養殖・移植、サンゴ礁再生に関する科学的研究、子どもたちに自然環境の大切さを伝える教育プログラムなど、多様な活動を展開しました。こうした取り組みを通じて、AAJは地域社会と共に沖縄の海洋資源を守り続けています。

さらにAAJは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)による「オーシャンキューブ観測システム」の設置を支援しました。これは世界でも数少ない連続的な海中モニタリングネットワークであり、年間を通じて生物学的・物理学的データを提供し、海洋生物多様性の解明に貢献しています。この成功を踏まえ、AAJはOISTの海洋環境分野における研究開発をさらに強化する新たな協定を締結しました。

  • 沖縄サンゴ礁保全推進協議会(OCRCC)とのパートナーシップに基づく海洋環境保全および再生活動の15周年を記念するクロージングセレモニー

  • 台風被害からの回復の過程の調査において、久米島の漁業関係者、ダイバー、研究者との数年にわたる地道な共同作業、研究調査保全活動が日本サンゴ礁学会でも高く評価され、第16回大会においてサンゴ礁保全活動奨励賞を受賞。(写真提供:久米島漁業協同組合/COLORCODE)

  • 久米島の地元漁業者は、サンゴの養殖に取り組み、長期的なサンゴ礁の再生を支えています。

  • 久米島の小学生が、海洋保全に関する教育プログラムに参加している様子

  • 子どもたちが体験型サンゴ再生活動の一環として準備した、幼いサンゴを苗付け

  • 地域のサンゴ礁再生の一環として、サンゴ養殖用の機材を準備する沖縄の観光関係者

  • 丸の内キッズジャンボリーで実施した体験型ワークショップ、「サンゴ礁ってなに?おきなわから出前教室」でカードゲームで遊びながら、海洋生物多様性について積極的に学ぶ子供たち。

沿岸の守り手を守る:マングローブ再生

AAJは、沖縄の海洋生態系にとって重要な生命線であるマングローブの研究を推進するため、琉球大学と覚書(MoU)を締結しました。サウジアラビア沿岸のマングローブと同様、沖縄のマングローブ林は、絶滅危惧種の鳥類や海洋生物の重要な生息地であり、人為的な開発から自然を守る防波堤の役割を果たしています。

覚書締結後、同大学の熱帯生物圏研究センターは、沖縄の島々でドローンを活用したデータ収集を開始しました。さらに、マレーシアの研究機関との共同調査を通じて、新種の生物を発見するなど、この取り組みは国際的な広がりを見せました。

「サンゴ礁の未来について考える」子ども向けプログラムを実施

15年の歩みと成果

AAJの沖縄へのコミットメントは2011年から2025年の15年にわたり、協働・革新・成果によって彩られています。

  • 長期的なサンゴ研究: 台風被害からの回復過程を含む、ナンハナリの大規模な ミドリイシ群集に関する研究を支援。漁業者、ダイバー、研究者との継続的な協働により、日本初の長期サンゴ回復研究を実現し、第16回日本サンゴ礁保全賞を受賞しました。

  • サンゴ養殖: 過去2年間で約1,000株のサンゴ苗を養殖・移植し、海水温の上昇や複数の台風といった課題に向き合いながら取り組みを進めました。

  • 次世代への海洋環境教育: 沖縄を中心に多数の海洋環境教育プログラムを実施。東京では、来場者12万人超の「丸の内キッズジャンボリー」に沖縄の専門家を招いてワークショップを開催し、約1,000名がAAJブースを訪れて海洋環境保護への理解を深めました。

  • 強固なパートナーシップ: 主力パートナーであるOCRCCを軸に、久米島漁業協同組合、沖縄観光コンベンションビューロー、ザ・テラスホテルズなど、地域コミュニティと連携して成果を実現しました。

これらの成果は、AAJの協働モデルの有効性を示すものであり、地域社会や環境専門家から評価されています。

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久米島の漁師さんによる環境教育の授業の様子と、子供たちが苗付けをしたサンゴが漁師さんによって海洋で植えつけられるまで。

共に築く持続可能な未来

AAJの取り組みの特徴は、環境へのインパクトだけでなく、地域社会のエンパワーメントにあります。科学的モニタリング手法の移転、サンゴの養殖・移植、長期観測体制の構築により、沖縄の海洋資源を地域主体で守るための基盤作りを支援しました。

未来の世代に沖縄の美しい海を残すことは、AAJと地域社会が共に担う責任です。過去15年の歩みが示すように、このパートナーシップはすでに大きな成果を上げています。AAJは、沖縄の人々と共に、この旅をこれからも続けていきます。

私たちの海を守る海洋研究

アラムコは数十年にわたり、自然保護から漁業管理まで、最善策の指針となるアラビア湾と紅海の調査を支援してきました。