アラムコのガス戦略、成長目標に向け大きく前進
- ジャフーラ:中東最大の非在来型ガス田で生産開始。歴史的な節目に到達
- タナジブ・ガスプラント:世界有数規模のガスプラントが運転開始
- 両プロジェクトは、アラムコのガス事業拡大における急速な進展を示すもので、販売用ガス生産能力を2030年までに2021年比で約8割拡大する計画を後押し
- 一連の進展は、サウジアラビアの世界的な天然ガス生産国としての地位を一段と盤石にし、アラムコの強固なバリュープロポジションを裏付け
アラムコ(世界有数の統合型エネルギー・化学企業)は本日、同社の野心的なガス拡大戦略において大きな進捗があったと発表しました。具体的には、中東最大の非在来型ガス田であるジャフーラ(Jafurah)で生産を開始するとともに、世界最大級のガスプラントであるタナジブ・ガスプラント(Tanajib Gas Plant)の運転を開始しました。
これにより、当社は販売用ガスの生産能力を2030年までに2021年比で約8割増加計画の達成目標に近づき、ガスと随伴液体炭化水素の合計で日量約600万バレル(原油換算)の生産に到達する見込みです。将来の販売用ガス需要および液体燃料価格の動向に左右されますが、これは2030年に120億~150億米ドルの追加営業キャッシュフローの創出が期待されるものです。
アミン・H・ナセル(アラムコ 社長兼CEO)は次のように述べています。
「ジャフーラとタナジブは、アラムコのガスポートフォリオを大幅に強化し、スケールメリットを活かして供給能力を拡大します。これらのプロジェクトは、当社のみならずサウジアラビア国内のエネルギーの将来にとっても大きな前進です。ガスは当社の長期成長戦略の中核であり、収益に寄与する見込みです。また、伸び続ける国内需要に応え、重要産業全般の発展を支え、高付加価値の液体燃料を大量に供給します。これらの投資によって、アラムコは一段と強靭で多角的な企業となり、株主の皆さまに持続的な価値を提供する体制が整います。これら戦略プロジェクトの推進にあたり、エネルギー省の継続的なリーダーシップとご支援に感謝します。」
ジャフーラ(Jafurah)
ジャフーラのガスは、エネルギー、人工知能(AI)、石油化学などの主要産業分野にわたるサウジアラビアの広範な成長目標を支えることが期待され、サウジアラビアが世界のガス生産国トップ10入りを確実にする可能性があります。
アラムコは2025年12月にジャフーラで初の非在来型シェールガスの生産を開始しました。ジャフーラの潜在力を解き放ち、非在来型ガス開発の世界的標準を確立する上で技術が重要な役割を果たしてきました。プロジェクト開始以来、掘削・刺激コストの低減や坑井生産性の向上に資する技術を活用し、強固な経済性に寄与しています。
ジャフーラは1万7,000平方キロメートルの面積をカバーし、229兆標準立方フィートの生ガスと標準タンク換算で750億バレルに相当するコンデンセートを保有すると推定されています。2030年までに、販売用ガス日量20億標準立方フィート(2 Bscf/d)、エタン日量4.2億標準立方フィート(420 MMscf/d)、および高付加価値液体日量約63万バレルの供給を目指します。
タナジブ(Tanajib)
タナジブ・ガスプラントは、ガス処理能力の増強とエネルギー製品ポートフォリオの多様化を通じて、長期的な経済成長を下支えするアラムコ戦略の中核を担います。2025年12月に生産開始され、2026年に生ガス処理能力 日量26億標準立方フィート(2.6 Bscf/d)へ到達する見込みです。
タナジブの運転開始は、アラムコのマルジャン原油増産分の生産開始と同時期に行われました。デジタル統合化、運用効率の向上、複雑なプロジェクトへの対応力、そして資源の最大活用を特徴とした同プラントは、沖合のマルジャン油田およびズルフ油田での原油生産に伴う随伴生ガスを処理します。
機会の創出
アラムコのガス事業拡大は、数千人規模の直接・間接雇用を生み出し、相当な付加価値を創出するとともに、信頼できるエネルギー供給者としての地位向上が期待されます。さらに、増大する天然ガス需要への対応や国内産業への供給力強化に資するだけでなく、国内の発電用エネルギーミックスの最適化、サウジアラビア国内の液体燃料代替プログラムの推進、2060年ネットゼロ目標への寄与、エネルギー安全保障の強化、および多様な国家経済の構築に貢献します。
メディア連絡先
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