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- アラムコとAir Products Qudraは、より低炭素な水素製造事業開発で提携
- 両社はジュべイルにある企業の共同所有に合意し、サウジアラビア東部州のパイプラインネットワークを通じて水素を供給する計画を立案
- この合意の目的は、アラムコの新エネルギーに関するポートフォリオの成長の支援
世界有数の総合エネルギーおよび化学企業であるアラムコ（Aramco）は、Air Products Qudra（APQ）の完全子会社であるジュべイルを拠点とするブルー水素ガス会社（Blue Hydrogen Industrial Gases Company、BHIG）の株式を取得するための正式な合意に署名しました。この取引では、一般的な契約成立の条件が適用される予定であり、アラムコが水素と窒素を引き取るオプションも含まれています。
更なる低炭素水素ビジネスの開発と代替エネルギーソリューションのポートフォリオ拡大に向けた努力を積み重ね、アラムコはBHIGへの投資がサウジアラビア東部州におけるより低炭素となる水素ネットワークの発展に寄与し、国内および地域の顧客にサービスを提供することを期待しています。契約成立後、アラムコ、そしてAir ProductsおよびQudra Energyの合弁会社であるAPQは、それぞれBHIGの株式の5割を保有することが期待されています。
アラムコの戦略および企業開発担当取締役副社長であるアシュラフ・アル・ガッザウィ氏は次のように述べました。「今回の投資は、アラムコが新エネルギーのポートフォリオを拡大し、更なる低炭素となる水素ビジネスを成長させるという意欲を示すものです。この歩みにおいてAPQと提携できることを嬉しく思うと共に、温室効果ガス排出量の少ない水素には有望な商機があると信じています。私たちは、炭素回収・貯留（CCS）の能力向上および水素に関する技術的専門知識を活用し、より低炭素となる水素の活発な市場の確立を支援することを目指しており、これにより、将来のエネルギーシステムの基盤を築く一助となることを願っております。」
Air Products Qudraの会長であるSamir・J・Serhan博士は次のように述べました。「当社の強力なパートナーシップをアラムコとさらに拡大し、水素経済の加速を目指して協力できることを光栄に思います。これにより、精製、化学、石油化学産業にサービスを提供する中東最大の水素ネットワークの構築を推進することが期待されています。私たちは、水素およびパイプライン運用における専門知識を提供し、国内および地域のニーズに応じた、より低炭素となる水素の信頼性の高い供給を目指すアラムコを支援することを楽しみにしています。」
BHIGは、CO2を回収・貯留しながら低炭素水素を生産することを目的としており、アラムコのCCS活動と連携して商業運転を開始する予定です。