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サウジアラビアン・オイル・カンパニー(以下「アラムコ」)は、世界最大級のエネルギーインフラ契約となる、ガスパイプライン網を含む155億ドルのリースおよびリースバック契約を結びました。これはブラックロック・リアルアセッツ(BlackRock Real Assets、以下「ブラックロック」)とサウジアラビアの社会保険総合機構(General Organization for Social Insurance、GOSI)の投資管理部門である、ハサーナ・インベストメント・カンパニー(Hassana Investment Company、以下「ハサーナ」)が率いるコンソーシアムとの間に結ばれたものです。
今回の取引は、アラムコの資産最適化プログラムの著しい進展を示すものであり、これに先立ち2021年6月に石油パイプラインインフラ契約が締結された後の、アラムコによる今年2件目のインフラ案件となります。
ガスパイプライン取引の成立時には、アラムコに155億ドルが前払いで支払われ、バランスシートがさらに健全化されます。この契約は、アラムコの多様な資産ベースからさらなる付加価値を引き出し、世界中の幅広い投資家の関心を集め、魅力的な投資機会を浮き彫りにしています。
取引の一環として、新設された子会社であるアラムコ・ガス・パイプラインズ・カンパニーは、20年間にわたってアラムコのガスパイプライン網の使用権のリースとアラムコへのリースバックを行います。その対価として、アラムコ・ガス・パイプラインズ・カンパニーは、パイプライン網を流れるガス製品に対して処理能力に対する最低限の取引契約に基づいてアラムコが支払うべき金額を受け取ります。アラムコは、アラムコ・ガス・パイプラインズ・カンパニーの株式の過半数である51%を保有し、ブラックロックとハサーナが率いる投資家グループに株式の49%を売却します。
アラムコは引き続き、ガスパイプライン網の完全な所有権と経営支配力を保持し、この取引によってアラムコの生産量に制限を課すものではありません。持続可能な活動に全力を尽くすアラムコは、温室効果ガス削減で業界をリードし、排出量はこの分野では最も低い水準です。
アラムコの社長兼CEOであるアミン・ナセルは、次のように述べています。「本日、当社はより大きく、さらに強固なガス事業構築に向けて、また1つ、ポートフォリオ最適化プログラムの重要な節目を迎えることができました。今回の取引は、株主の皆様のために長期的な価値創造に向けた当社のコミットメントをさらに明確に示すものです。同時に、ブラックロックとハサーナをパートナーに迎えることで、当社独自の提供価値、そして主要な世界の投資家をサウジアラビアに惹き付ける能力を証明するものです。より持続可能なエネルギーの未来への国際的転換において、ガスが重要な役割を果たすことが期待される中、当社のパートナーの皆様には、世界レベルのガスインフラ資産と結びついた契約からの恩恵がもたらされます」
今回の発表は、EIGグローバル・エナジー・パートナーズが率いるコンソーシアムとの間で6月に成立した、アラムコの安定化原油パイプライン網を含む124億ドルのリースおよびリースバック取引に続くものです。
アラムコのコーポレート・デベロップメント担当上級副社長のアブドゥルアジーズ・M・アル・グダイミは、次のように述べています。「当社のガスパイプライン資産は重要でますます発展を続けており、他のアラムコの石油・ガス施設と高度に統合されています。業界を理解しその真価を認めてくれる長期的なパートナーを求める中で、2件目の取引を成立させられることを嬉しく思います。この取引は、この地域でこれまで最大のエネルギーインフラ契約であり、世界の有力な機関投資家のパートナーとしてアラムコが占める独自の地位を示すものです」
ブラックロックの会長兼CEOであるラリー・フィンクは、次のように述べています。「ブラックロックは、サウジアラビアのインフラのために、この歴史的な取引でサウジアラムコおよびハサーナと協力できることを嬉しく思います。アラムコとサウジアラビアは現在、再生可能エネルギー、クリーンな水素、そしてネットゼロの未来に向けてサウジアラビア経済を転換すべく、将来を見据えた重要な対策を講じています。責任を持って管理された天然ガスインフラには、この転換で果たすべき重大な役割があります」
ハサーナ・インベストメント・カンパニーのCEOであるサアド・アルファドリは、次のように付け加えます。「ハサーナは、この歴史的な取引、そして関連する世界有数の資産に携われることを、非常に嬉しく思います。GOSIの永続的な価値を創造し、アラムコやブラックロックといった強力で信頼できるプレーヤーとの長期的なパートナーシップをさらに強化するというハサーナの戦略に沿ったものであるため、この契約には特に大きな期待を寄せています」
ブラックロック・リアルアセッツのマネージングディレクターであるマーク・フローリアンは、次のように述べています。「アラムコのガスパイプライン網を含むこの契約でアラムコと提携し、このコンソーシアムを指揮できることを楽しみにしています。今回の確固たる契約に基づいた投資は、当社の投資哲学の中核であり、インフラを通じたポートフォリオの多様化を求めている当社の顧客にとって魅力的な機会を示すものです」
なお、本ガスパイプライン取引は、必要な合併規制および関連承認などの通常の取引条件に従い、できるだけ早く完了する予定です。
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