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アラムコとサウジ基礎産業公社(SABIC)は本日、多くのアラムコ石油化学・ポリマー製品のマーケティングと販売をSABICに、多くのSABIC製品のオフテイクと再販売をアラムコ・トレーディング・カンパニー(ATC)に移管する意向を発表しました。
これらの変更は、必要な同意が得られることを前提に、2021年中に段階的に実施される予定で、その結果、SABICは石油化学製品に、ATCは燃料品に特化することとなります。
これは、2020年6月にアラムコがSABICの株式70%を取得したことを受け、アラムコとSABICの戦略を再編するための重要なステップとなります。
アラムコとSABICは、アラムコグループの生産企業全体にわたる、世界規模のマーケティングおよび販売移管のオプションを引き続き検討します。
顧客へのメリット
この変更により、さらなる業務の効率化が図られ、両社のブランド力と製品・サービスの提供力が強化され、競争力の維持につながります。顧客には、製品の品揃えや入手のしやすさ、発注、販売拠点、サプライチェーン、出荷の信頼性、アフターマーケットのサービスやソリューションの向上などのメリットがあります。
ATC社長兼CEOイブラヒム・アルブアイナインは、次のように述べています。「今回の事業移管は、アラムコとSABICそれぞれの製品ポートフォリオの補完性を活かして、顧客や株主のため付加価値を創造するという共通のコミットメントを反映したものです。
ATCとSABICは、共に世界レベルの製品とサービスの提供に注力しています。これらの変更により、市場をリードする革新性と価値を提供するために、さらに強力な立場になるでしょう。」
SABIC石油化学部門副社長アブドゥラハマン・アルファギーは、次のように述べています。「両社の製品ポートフォリオを活用し、最適化することで、戦略的に重要な地域、特にアジア地域を含む世界中の顧客のために、ワンストップショップを構築します。
今回のマーケティングや販売事業の移管、事業運営の変更は、市場との距離を縮め、より機敏、柔軟に顧客に付加価値を提供し、彼らの野心を後押しすることを目指しています。」
マーケティングと販売事業の移管、変更について
サウジアラムコやアラムコ合弁事業、関連会社による特定の石油化学・ポリマー製品のグローバルマーケティングと販売はSABICに移管されます。初期段階として、PRefChem(Pengerang Petrochemical Company Sdn. Bhd.)、SADARA(Sadara Chemical Company)、Sオイル株式会社(韓国S-Oil株式会社)が対象となります。
石油化学製品の統合完了後、SABICは既取扱製品と新たにポートフォリオに組み込んだ以下の製品を販売します。HDPE、LLDPE、LDPE、PPコポリマー、PPホモポリマー、PPターポリマー、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)、PMMA、PA6、MEG、DEG、TEG、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)、エチレンジアミン(EDA)、ジエチレントリアミン(DETA)、オルト・トルエンジアミン、ポリメリックジフェニルメタンジイソシアネート(PMDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)、プロピレングリコール、ポリオール、酸化プロピレン、MMA、ブチルグリコールエーテル、アセトン類、フェノール。
同時に、SABICの世界にわたる燃料品(ベンゼン、MTBE、ガソリン混合基材、およびEU接触分解原料)のオフテイク、再販売、調達はSABICからATCへ移管されます。アラムコのパラキシレン販売は、ATCが引き続き行います。
現時点でマーケティングと販売の移管から除外されるものがあり、以下については変更の予定がありません。
商務およびサプライチェーン活動の移管、変更について
液体バルク海上輸送サービスにまつわる商務はATCに集約され(化学品と原料を含む)、すべての固体製品の輸送と顧客への製品配送はSABICに集約されます。
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